「ベニゴウカン」 (11月16日)


属名のカリアンドラはギリシア語のカロス(美しい)とアンドロス(雄しべ)と を組み合わせた語だそうですが、紅色の長い花糸が集まって球形の花をつくりま す。

メキシコ原産の熱帯植物ですが別名ヒゴウカンとも言い、日本にも明治初期 に渡来して温室栽培されるようになりました。

日本で咲くものは球形にならず、 半球形または1/3球形の白粉刷毛のような形が多いようです。


ベニゴウカン【紅合歓】
Calliandra eriopylla マメ科カリアンドラ属

インドネシア、チボダス植物園で(1974年11月)Photo by K.Iozawa

樹高2〜3m の小低木でよく枝分かれする。

葉は6〜8対の羽状複葉で小葉 は多数ある。

多数集まって頭状花をつくる漏斗状の小花は花被がなく、1個 の花に20本ぐらいの雄しべがあって鮮紅色の花糸を長く突き出し、直径3 cm ほどの球形となる。

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