「メキシカンライラック」 (11月28日)


形のよい小低木で、日陰樹としてよく使われます。
成長がすこぶる早く、短期間 で7〜8m の木になりますが、材質が弱くすぐ折れるので、用材にはなりません。
淡いピンクの花が枝の先にかたまってつき、落ち着いた静かな感じの花木です。

熱帯アメリカ原産で、アジアではあまり見られないようです。
私が見たのもハワ イ、ホノルルのフォスターガーデンでした。

フォスターガーデンは所有者のトーマス・フォスター氏からホノルル市に寄贈さ れたもので、当初はハワイの王家の領地であったものだそうです。

面積は22,000平方m とあまり大きくありませんがホノルル市内にあり、熱帯植物 15,000が植栽されている美しい庭園で、市民の憩いの場となっています。
ハワイにご旅行の節はぜひお立ち寄りください(^_^)。


メキシカンライラック
Gliricidia sepium マメ科グリリキディア属

ホノルル、フォスターガーデンで(1980年 3月)Photo by K.Iozawa

庭園の日陰樹や鑑賞樹として栽培される小低木。

葉は羽状複葉で小葉は6〜 8対、長さ5〜6cm 巾2cm ぐらいの超楕円形で先は尖っている。

枝先に総状花序を多数垂下し、薄いピンクの蝶形花を密生する。
花序の長さ は12〜15cm ぐらい、1個の花は直径3cm ぐらいで柔らかい芳香がある。

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