「チョウマメ」 (11月30日)


これは真っ青な美しい花です。

蔓性なのでジャカルタ市内でも住宅の垣根に這わせているのをよくみかけました が、マレーシアのクアラルンプールでは野生のものをあちこちの空き地などでで 見掛けました。

日本にも渡来して鑑賞用として栽培されていますが、花の色も大きさも熱帯のも のにはかないません。
とにかく目の醒めるような青色、日本でこんな色が出るの はアサガオぐらいなものでしょうか。


チョウマメ【蝶豆】
Clitoria ternatea マメ科クリトリア属

マレーシア、クアラルンプール市内で(1981年 2月)Photo by K.Iozawa

アメリカ原産の一年生蔓植物で、熱帯にひろく分布している。

蔓は2.5〜 3m に伸び、奇数複葉で小葉は5〜7枚。
倒卵形で先が尖っている。

旗弁の発達した蝶形花を開き、花弁は濃青色で中心は黄色。
開くと転倒して 旗弁が下側になる。旗弁の長さは5cm ぐらい。

莢は長さ10cm ほどになり、6〜10個の種子を擁する。

花を食品の青色染料に使うほか、茎や葉は飼料や緑肥となる。但し熟した豆 と根はやや有毒。

昨日 戻る 明日