「カエンジュ」 (12月1日)


火炎樹という名がもっとも一般的ですが、鳳凰木という名もあり、フランスの呼 び名フラムボワイヤン(Flamboyant)もよく知られています。
英名は Flame of the Forest ですが、各国で「炎」や「燃える」が名になっている通り、真紅の花 が満開になるときは文字通り燃えるように美しく映えます。
インドネシア名はフ ランス名を借りたフラムボヤンです。

成長がすこぶる早く、数年で20m に達する大木になります。
社宅の玄関前に1 本植えたら、たちまち根をはってテラスを押し上げてしまい、これは大失敗でし た(^_^;)。

ジャカルタには火炎樹の並木通りがあちこちにあるのですが、サクラのように一 斉に満開になるわけではなく、満開の木もあれば若葉の木もあり、実ばかりぶら 下がっている木もあるという塩梅です。
一斉に咲いたらさぞ見事でしょうね


カエンジュ【火炎樹】
Delonix regia マメ科ホウオウボク属

インドネシア、ジャカルタ市内で(1975年 2月)Photo by K.Iozawa

マダガスカル原産の常緑高木。

樹高10〜20m で傘形の美しい樹容となる。
2回羽状複葉で長さ50〜60cm 、小葉は約20対で長さ1cm 内外。

頂生 する総状花序に径8〜10cm の緋紅色不正形5弁花を開く。
5弁のうち上側 の1枚には黄色または白の斑紋がある。

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