「シロゴチョウ」 (12月11日)


大型の蝶形花を下向きに咲かせるのですが、蕾の期間が長く、開花するとすぐ散 ってしまうので、開いた花の写真を撮る機会が少ない木です。

英名を Vegetable Humming Bird といいますが、蕾は野菜として多用されていま す。
勾玉のように湾曲した蕾がぶら下がっている様子は、ハチドリのホバリング に見えなくもないですね(^_^)。

インドネシア、マレーシアでは Turi と言い、子どもでも知っているポピュラー な花木です。

庭園花木として植栽されますが、赤い花の咲く種類もあり、住宅の庭には赤花種 の方が好まれるようです。


シロゴチョウ【白胡蝶
】Sesbania grandiflora マメ科セスバニア属

インドネシア、ジャカルタ市郊外で(1975年 5月)Photo by K.Iozawa

熱帯アジア原産の小高木で、インド、東南アジア各地、中国南部で栽培され ている。樹高10m 。

葉は羽状複葉で互生、長さ15〜30cm で小葉は20 対ぐらい、鈍頭の長楕円形で長さ2〜4cm 。

花は腋生の総状花序にまばらに つき、白または紅色の大型蝶形花で長さ10cm ぐらいになる。

莢は偏平で長さ30cm 巾1cm 、円形偏平の種子が25〜40個入っている。
若葉、蕾を野菜にするほか、葉は良質の飼料となる。

昨日 戻る 明日