「ヒスイカズラ」 (12月12日)


マメ科の最後はヒスイカズラです。
緑色の翡翠を思わせる神秘な色が珍しく、時 に新聞紙上などでとりあげられますね。

日本で最初に栽培に成功したのが東大の小石川植物園だったそうですが、その後 あちこちの植物園の温室でみられるようになりました。
但し日本で見られるのは 花穂が短く、花も小さくて本場ものとは比べるとまことに貧弱です(^_^)。

このヒスイカズラを撮った私の写真、ちょっと自慢できるものなんですが、穂の 長さが1.5m もあって、狭い庭だったので広角レンズでやっと全容を納めたの ですが、地面にひきずるほど伸びた穂の先端がちょっとアウトオブフォーカスな のが残念です。

英名も同じ意味の Jade Vine といいます


ヒスイカズラ【翡翠葛】
Strongylodon macrobotrys マメ科ヒスイカズラ属

インドネシア西ジャワ州、チボゴーで(1978年 8月)Photo by K.Iozawa

フィリピン原産の常緑蔓植物。

葉は三出複葉で小葉は長ハート型、長さ10 〜51cm と大きい。蔓は20〜30m に伸びる。

長い穂状花序を下垂 し、10〜20段ほどの蝶形花が上から咲き下る。
細長い旗弁の先は尖り、 上を向いている。旗弁の喉部に黄紋がある。
花の大きさ約5cm 。

昨日 戻る 明日