「ビワモドキ」 (12月19日)


葉もがビワの葉に似ているからこの和名がつけられたのだそうですが、どう見て もビワの葉には似てませんねえ(^_^;)。
むしろクヌギやミズナラの葉に似た感じ です。

英名を Elephant Apple と言いますが、実が熟すと萼が果実を包むように 肥大し、その萼の部分はリンゴのような味がします。
中心部(つまり真の果実) は多室に分かれていて、酸っぱいゼリー状の果肉に覆われた、腎臓形の種子が入 っています。
肥大した萼の部分とゼリー状の果肉を生食したり、煮て食べたりし ます。

材は赤い色をしており、建築の内装材や造船用に使われます。


ビワモドキ【枇杷もどき】
Dillenia indica ビワモドキ科ビワモドキ属

インドネシア、ボゴール植物園で(1974年 3月)Photo by K.Iozawa

熱帯アジア原産の常緑小高木で樹高7〜12m になる。

葉は革質で長楕円披 針形、縁に鋭い鋸歯があり、葉脈が明瞭。

花は葉腋に単生し、径15cm ほど の大型で白色の5弁花。香気がある。

5枚の萼片は花後肥大して果実を包む。
果実は直径10〜15cm の球形で表 面は緑色をしている。

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