「トックリヤトロパ」 (12月26日)


多肉質の茎の基部が大きく徳利状にふくらみ、茎の頂部に葉と花をつける変わっ た形の鑑賞用植物です。
花壇に点在させたり、鉢植えにしたりしてその形を楽し みます。
幹を傷つけると白い乳液が出、これは有毒だそうです。

花序がサンゴを連想するからでしょうか、サンゴアブラギリという別名がありま す。


トックリヤトロパ【徳利ヤトロパ】
Jatropha podagrica トウダイグサ科ヤトロパ属

シンガポール植物園で(1977年 11月)Photo by K.Iozawa

南米原産の落葉小低木で高さ50〜60cm 。
熱帯では雨期に葉をつけ乾期 に落葉する。

茎は多肉質で下部は肥大する。
葉は楯形で3〜5裂し、長さ 20cm 、巾15cm ぐらい。
長く太い葉柄があって、茎の上部に集まって上 向きに出る。

おなじく茎の頂から長い花柄を伸ばし、集散花序に朱紅色の5 弁花を多数つける。
花の径は1cm ぐらい。

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