スミレ ( 3月3日)

いよいよスミレの季節です。

スミレはなんとなく外来品種を思わせる花ですが、日本には多くの種類の野生の スミレが分布しています。
代表的な色の紫系統の種類だけをひろってみても

エゾノタチツボスミレ Viola acuminata
ナガバノスミレサイシン Viola bisseti
タチツボスミレ Viola grypoceras
アオイスミレ Viola hondoensis
コスミレ Viola japonica
スミレ Viola mandshurica
ヒメスミレ Viola minor
イブキスミレ Viola mirabilis
ニオイタチツボスミレ Viola obtusa
ニオイスミレ Viola odorata(栽培種)
ナガバノタチツボスミレ Viola ovato-oblonga
アカネスミレ Viola phalacrocarpa
オカスミレ Viola phalacrocarpa f. glaberrima
タチスミレ Viola raddeana
アケボノスミレ Viola rossii
ミヤマスミレ Viola selkirkii
タデスミレ Viola thibaudieri
フジスミレ Viola tokubuchiana
スミレサイシン Viola vaginata
シハイスミレ Viola violacea
ノジスミレ Viola yedoensis
花色の見本(実際の色とは異なる場合も多い)
淡紫色 濃紫色 淡紅紫色 紅紫色 紫 色
ざっとこんなところ。なんとたくさんありますね。幾つご存じですか?
実は私も全部みたわけではありませんし、野に出て、図鑑も見ないでわかるのは、 ほんの4〜5種です(^_^;)。

スミレの花は長い柄の先が下向きに曲がり、その先にぶら下がるような恰好につき ます。
柄の付着点は花の中ほどで、尾のように延びた後半の部分を「距」といいま すね。
距を持つ花はスミレのほかにオダマキホウセンカ、ヒエンソウなどがあり ます。

スミレの種類によっては花が終わったあとで、また根元から蕾のようなものを出す ことがあります。
これは閉鎖花と言われるもので開かずに終わりますが、ちゃんと 自家受粉して結実します。
不思議な性質ですね。

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